割安なのに成長も伸びている!注目5銘柄

マーケット分析

企画:かぶHUNT / 生成:Claude / データ取得日:2026年4月10日

「割安なのに成長もしている」株は存在する?

「成長株」と「割安株」は、しばしば対立する概念として語られます。成長している会社は期待が先行して株価が割高になりがちで、割安な会社は成長が鈍いから放置されている、というわけです。

ところが、市場の評価が追いついていない「まだ割安なまま伸びている会社」は、ちゃんと存在します。見つけられれば、成長による株価上昇と割安評価の修正の「二重取り」が期待できる、投資家にとって理想的な銘柄です。

今回は、2026年4月10日時点で成長スコアと割安スコアの両方が75以上という、なかなか満たせない条件をクリアした5銘柄をピックアップしました。どれも「地味だけど仕事ができる」タイプの会社です。

「割安×成長」を見極める2つの軸

かぶHUNTの成長スコアは、過去数年の売上・利益の伸び率や、今後の業績予想などを踏まえて算出されます。数値が高いほど企業が伸びていることを意味します。

一方、割安スコアは PER(株価収益率)や PBR(株価純資産倍率)といったバリュエーション指標から、同業他社や過去平均と比べてどれくらい割安かを測る指標です。

この2軸を組み合わせると、「伸びているのに割安」というグラフの右上ゾーンに位置する銘柄が見えてきます。市場が成長をまだ織り込んでいない段階の企業、または一時的な材料悪化で売られ過ぎている企業など、さまざまな背景で割安に放置されていることが多い領域です。

注目銘柄のイメージ
注目銘柄のイメージ

割安なのに成長も伸びている!注目の5銘柄

タダノ(6395) — 建設クレーンの世界的メーカー

タダノは、移動式建設用クレーンで国内トップシェア、世界でも上位を争うメーカーです。都心の再開発現場や高速道路の工事現場で見かける、ブームが伸びる巨大クレーンの多くはタダノ製です。

かぶHUNTのデータ成長81割安86、総合72、Ultimate Score 99(STRONG_BUY)、機械セクター1位。成長・割安の両スコアが80を超える突出した組み合わせです。

米国のインフラ投資法に伴う建機需要、日本の老朽インフラ更新、そして中東での大型開発プロジェクト。複数の地域で需要が同時に立ち上がっていることが業績を押し上げています。業績好調にもかかわらず株価の反応が緩やかなため、割安スコアが高止まりしている状態です。

フジ住宅(8860) — 関西特化の分譲住宅メーカー

フジ住宅は、大阪府を中心とした近畿エリアで分譲戸建住宅を展開する住宅メーカーです。地域を絞ることで仕入れ・販売・施工の効率を高めており、高い営業利益率を維持しています。

かぶHUNTのデータ:成長80、割安95、総合66、Ultimate Score 91(BUY)。割安スコア95は今回の5銘柄中トップで、PBR・PER ともにセクター平均を大きく下回ります。

住宅業界は全国で苦戦が目立ちますが、フジ住宅は大阪万博・IR関連開発で関西圏の住宅需要が底堅く、成長を維持しています。地域特化ビジネスの典型例で、市場が気づきにくい分、割安な評価が続いているのです。

西日本鉄道(9031 / 西鉄) — 九州の私鉄・流通・物流コングロマリット

西日本鉄道は、福岡を拠点とする九州最大の私鉄グループです。鉄道・バス事業に加え、流通(西鉄ストア)、不動産、物流、国際物流まで手がけるコングロマリットです。

かぶHUNTのデータ:成長76、割安79、総合67、Ultimate Score 96(STRONG_BUY)、グレードS。成長・割安・総合のいずれも高水準で、運輸セクター内でもトップ級の評価を得ています。

インバウンド観光の中心地として福岡は過去最高水準の観光客を記録しており、鉄道・バス・ホテル事業に追い風が吹いています。九州新幹線効果も持続的で、物流部門の国際化も業績を押し上げています。それでも関東の同業他社と比べて株価は控えめで、割安感が残っています。

エス・フーズ(2292) — 食肉加工の専業大手

エス・フーズは、国産牛肉を中心とした食肉の加工・販売を手がける専業メーカーです。外食チェーンや量販店向けの業務用食肉で強固なシェアを持ち、焼肉チェーンの直営も手がけています。

かぶHUNTのデータ:成長75、割安81、総合68、Ultimate Score 97(STRONG_BUY)、グレードS。食品セクター内で上位に位置する高評価です。

インバウンド観光客の戻りで高級肉需要が回復、また海外向け和牛輸出の拡大も業績に貢献しています。食品セクターは全体的にディフェンシブな扱いを受けて割安になりがちですが、その中でも成長スコア75は頭ひとつ抜けた水準。割安評価の修正余地は大きいでしょう。

カヤバ(7242) — 油圧技術のグローバル企業

カヤバは、自動車のショックアブソーバー(衝撃吸収装置)や建設機械用の油圧シリンダーで国内トップクラスのシェアを持つ精密部品メーカーです。「縁の下の力持ち」的な存在で、乗り心地や建機性能の基盤を支えています。

かぶHUNTのデータ:成長77、割安79、総合65、Ultimate Score 100(BUY)。自動車・輸送機セクターで最高評価の一角を占めます。

EV化で「ショックアブソーバーは不要になるのでは?」という誤解がありますが、EVはむしろ車重が増えるため高性能ショック需要が高まる傾向にあります。また建機向け油圧シリンダーは米国インフラ需要で堅調。自動車部品メーカー全体がPER低水準で評価される中、カヤバの割安スコア79はチャンスと捉えられる水準です。

割安×成長5銘柄に共通する「評価のズレ」

今回の5銘柄を見ていくと、共通する構造が浮かび上がります。

1. 業種全体が割安評価されている。機械、住宅、私鉄、食品、自動車部品。これらは市場全体から「成長性が低い」と思われがちなセクターで、セクター平均PERが低く設定されやすい。

2. 個別には成長ドライバーが明確。タダノのインフラ投資、フジ住宅の関西特需、西鉄のインバウンド、Sフーズの高級肉、カヤバのEV+建機。それぞれ構造的な追い風があります。

3. Ultimate Score 91以上の実力。かぶHUNTの総合判定は全社がBUY またはSTRONG_BUY。単に割安なだけの「バリュートラップ」ではなく、成長を伴った本物の割安株であることが読み取れます。

バリュー投資の巨匠ウォーレン・バフェットは「素晴らしい企業を適正価格で買う方が、そこそこの企業を激安で買うより良い」と語っています。今回の5銘柄は、素晴らしい成長を割安価格で手に入れるための候補と言えるかもしれません。

投資判断はデータと共に
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※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。割安スコア・成長スコアは過去実績と将来予想に基づく指標であり、実際の株価動向を保証するものではありません。記事中のデータは2026年4月10日時点のものです。

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