株の買い方・売り方 — 成行注文と指値注文の違いを解説
株の買い方には「成行注文」と「指値注文」の2種類があります。成行注文はすぐに約定しやすく、指値注文は希望価格で取引できるのが特徴です。この記事では、初心者向けに株の注文方法の基本と使い分けのコツを解説します。
この記事でわかること
- 成行注文と指値注文の違い
- それぞれのメリット・デメリット
- 注文画面での具体的な操作の流れ
- 取引時間(前場・後場)の基礎知識
- 逆指値注文の使い方
株の買い方の基本 — 成行注文と指値注文の違い
株を買うときの注文方法は、大きく2種類あります。成行注文と指値注文です。
| 注文方法 | 特徴 | 価格指定 |
|---|---|---|
| 成行注文 | 今すぐ取引したいとき | 指定しない |
| 指値注文 | 希望価格で取引したいとき | 指定する |
成行注文とは
成行注文とは、価格を指定せずに注文する方法です。「いくらでもいいから買いたい(売りたい)」という注文です。
メリットは、約定(やくじょう=取引が成立すること)しやすい点です。市場が開いていれば、ほぼ確実に取引できます。
デメリットは、思っていたより高い価格で買ってしまう可能性がある点です。特に出来高(取引量)が少ない銘柄では注意が必要です。
指値注文とは
指値注文とは、「この価格以下なら買う」「この価格以上なら売る」と価格を指定する方法です。
メリットは、希望した価格で取引できる点です。予算を超える心配がありません。
デメリットは、株価が指定した価格に届かないと約定しない点です。買いたいのに買えない、ということが起こります。
初心者はどちらを使うべき?
- すぐに買いたい・売りたい場合:成行注文
- 価格にこだわりたい場合:指値注文
- 初めての取引:少額で成行注文から試すのがおすすめ
株の注文画面の見方と操作の流れ
実際に株を注文するときの基本的な流れを見てみましょう。証券会社によって画面は異なりますが、入力する内容は共通です。
注文時に入力する項目
- 銘柄コード:4桁の数字(例:7203=トヨタ自動車)
- 注文の種類:成行 or 指値
- 株数:何株買うか(通常は100株単位)
- 価格:指値の場合のみ入力
- 有効期限:当日限り or 期間指定
入力後、確認画面で内容をチェックしてから発注します。
板情報の見方
注文画面には「板情報」が表示されます。板情報とは、いくらで何株の買い注文・売り注文が出ているかを一覧にしたものです。
| 売り数量 | 価格 | 買い数量 |
|---|---|---|
| 500 | 1,005円 | |
| 300 | 1,004円 | |
| 200 | 1,003円 | |
| 1,002円 | 400 | |
| 1,001円 | 600 | |
| 1,000円 | 800 |
この板情報の場合、1,003円で売りたい人が200株分います。成行注文で買うと、1,003円で約定する可能性が高いです。
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株式市場の取引時間 — 前場と後場
株の取引ができる時間は決まっています。東京証券取引所の取引時間は以下の通りです。
| 区分 | 時間 |
|---|---|
| 前場(ぜんば) | 9:00〜11:30 |
| 後場(ごば) | 12:30〜15:30 |
覚えておきたい用語
- 寄付(よりつき):前場・後場の最初の取引
- 引け(ひけ):前場・後場の最後の取引
- 大引け(おおびけ):後場の最後の取引(15:30)
取引時間外でも注文は出せます。翌営業日の寄付で処理されます。
逆指値注文 — 損切りに使える注文方法
逆指値注文とは、「株価が指定した価格まで下がったら売る」という注文方法です。損切り(損失を限定するための売却)に使われます。
逆指値注文の例
1,000円で買った株に対して、「950円以下になったら成行で売る」と設定します。
- 株価が950円以下に下がると自動的に売り注文が出る
- 損失を50円(5%)に限定できる
- 忙しくて株価を見られないときに便利
逆指値注文は、感情に左右されずに損切りするための有効な手段です。初心者のうちから活用することをおすすめします。
まとめ
株の買い方・売り方の基本をまとめます。
- 成行注文は約定しやすいが、価格の指定はできない
- 指値注文は希望価格で取引できるが、約定しないことがある
- 板情報で売買の状況を確認してから注文する
- 取引時間は前場9:00〜11:30、後場12:30〜15:30
- 逆指値注文を使えば損切りを自動化できる
まずは少額の成行注文で、実際の取引を体験してみましょう。操作に慣れてきたら、指値注文や逆指値注文も活用してみてください。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。掲載情報の正確性には細心の注意を払っていますが、その完全性を保証するものではありません。